ナノ医療イノベーションセンター（iCONM）では5/29（水）に学術セミナーをWeb開催いたします。

2018 年度ノーベル生理学・医学賞の受賞で注目された免疫チェックポイント阻害剤 (ICI) は、がん細胞が免疫細胞の攻撃から逃れる仕組みにブレーキをかける抗体医薬であり、多くのがん種において生存期間の改善を示しています。しかし、膵臓がんなどICIをもってしても効果が示せていないがん種も少なくなく、また、ICI により免疫力が高まり、自己免疫性疾患が発症する免疫関連有害事象（irAEs）の誘発が大きな課題となっています。本セミナーでは、抗体のPEG化技術によりグルコース（ブドウ糖）を結合させたICIを用いることで血液脳関門 (BBB) 透過性を向上させる試みについて、そして、悪性脳腫瘍（グリオブラストーマ）に対するその有効性と安全性について解説します。

皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

■iCONM/CHANGE学術セミナー

「悪性脳腫瘍に有効な免疫チェックポイント阻害剤の開発とmRNAワクチンの脾臓デリバリー」

【日時】5/29（水）14:00～16:00 (Web会議室開場13:45-)

【開催方法】ZOOMによるWeb会議システムで行います。

            会議室URLは参加者にのみ、前日までにお知らせいたします。

【言語】日本語

【詳細】https://iconm.kawasaki-net.ne.jp/pdf/20240529seminar.pdf

【申込】https://forms.gle/fr8RH1o69dTdLQ2v7

　　　　※受付〆切　5/27　正午

講師：持田 祐希 先生（iCONM 内田ラボ 副主幹研究員 / 東京医科歯科大学 難治疾患研究所 講師）

座長：内田 智士 先生（iCONM主幹研究員／東京医科歯科大学　教授）

▼本件に関するお問い合わせ先

公益財団法人川崎市産業振興財団 ナノ医療イノベーションセンター

イノベーション推進チーム

Email: seminar-iconm@kawasaki-net.ne.jp

TEL:044-589-5700